タイヤ

タイヤのエア圧確認と調整はどのようにすればいい?|分かり易く解説

「タイヤのエア圧は、月に一度は点検しましょう」、
「エア圧が低い状態で走行すると燃費が悪化します」
などと言われていますね。

やらなくてはいけないことですが、なるべくなら
あまり手間暇かけずに済ませたいところではあります。

ここでは、
「タイヤのエア圧調整はどのようにすれば良いのか?」
ということを中心に、
「タイヤのエア圧にまつわるエトセトラ」
について紹介していきます。

タイヤのエア圧は、そもそもどれくらいにしておけば良いの?

タイヤのエア圧は、バイク毎に指定されています。
例え同じタイヤサイズのものだろうと、エア圧を
どれくらいに調整するかというのは、バイクメーカーが
設定したものが基準です。

もちろん、状況や好みで多少の幅をもたせることは
可能です。

メーカーが指定するタイヤのエア圧は、
バイクの取扱い説明書に記載されています。
(バイクのスイングアーム、チェーンガード部に
シールが添付されていたりもします。)

ホンダのPCXの例で説明します。

取扱い説明書の最後の方にある【スペック】の項目に
「サービスデータ」一覧があり、その中に
タイヤ空気圧という項目があります。

PCX125の例では、1名乗車時、2名乗車時ともに
前輪:200kPa(2.00kgf/cm2)
後輪:225kPa(2.25kgf/cm2)
となっています。

クルマの場合だと、高速道路を走行する場合は
高めの値が指定されるということがありますが、
バイクの場合は、乗車人数で分けられるのです。

やはり、バイクの総重量に対する人の体重の
重さの割合が大きいので、乗車人数で変える
必要があるということでしょう。
上のPCXの例では、人数に関係なく一定値です。

ちなみに、ホンダの場合であれば、公式WEB
車種別Q&Aページがあり、そこから車種を
選択して「タイヤの空気圧を教えて」
という項目をクリックしてWEBページを
見ると、空気圧の記載があるのと共に、
『点検方法は「取り扱い説明書」をご覧ください』
という記載があり、取扱説明書という文字が
リンクになっているので、そこをクリックすると
取扱説明書がダウンロードできます
(取扱説明書のダウンロードページもあります)

なので、説明書を出先で確認するとか、探すより
WEB上で見た方が早いとか、中古で購入時に
無かったとかいう場合には、便利です。
ぜひ活用して下さい!!

最近は、家電でも説明書をダウンロードできる
ものが多く、便利ですね。

購入前に、どのように使うのかがイメージ
しやすいですし、使い勝手を確認することもできます。

バイク各社の取扱説明書ダウンロードページ

参考までに、バイク各社の取扱説明書ダウンロードページを
紹介します。
ホンダ:https://www.honda.co.jp/ownersmanual/HondaMotor/motor/
ヤマハ:https://www2.yamaha-motor.jp/Search/Manual/
スズキ:バイク用のページは見つかりませんでした(クルマ用はあったのですが)
カワサキ:http://www.kawasaki-techinfo.net/?view_lang=JA&spec=JP
(カワサキは、一冊丸ごとダウンロードするのではなく、項目毎に表示される方式)

タイヤのエア圧が適正でないと、どうなるの?

タイヤのエア圧が(取扱説明書に記載されている)指定圧
より高かったり低かったりした場合に、どんな影響
あるのでしょうか?

エア圧が指定圧よりも高かったり低かったりした場合に
想定される影響を挙げてみましょう。

1.偏摩耗
エア圧が指定と異なることで、タイヤの形状が変わります。

よって、タイヤと路面との接触面が変るので、
(タイヤのどの部分で接触するか、そして接触面積)
タイヤの摩耗が偏ります。

エア圧が高い場合:センター部が摩耗
エア圧が低い場合:サイド側が摩耗

2.乗り心地、操縦安定性
エア圧が高すぎると、タイヤが硬い状態となるので、
結果として乗り心地が悪化します。
(路面の凸凹を感じやすくなります)

一方エア圧が低すぎると、操縦安定性が低下します。

個人的に、エア圧が低下すると、白線のヘリでの
挙動がグニャっとなる感触があり、それを感じたら
エアを充填するようにしています。
(白線と並行して走行している場合の話で、
バイクなりライダーさんにもよるとは思います)

ただし、オフロードバイクの場合(というよりも、
オフロードを走る場合と言った方が適切)
には、逆にエア圧を低い状態にするようです。
(昔々、XL125に乗っていたことはありますが、
オフロードには一度も行ったことが無いので(笑)
実際のところは分かりませんが、知識としての話)

このへんは、ググるとイロイロと情報があるので、
オフロードで乗る場合には、調べてみて、そして
色々試すと良いですね。

3.燃費
エア圧が転がり抵抗に影響するので、
エア圧が低いと転がり抵抗が大きくなることで、
燃費は悪化傾向になります。

ちなにみ、ブリジストンのクルマ用WEBサイトによれば、
『自然漏れにによる空気圧低下を考慮して
車両指定空気圧を基準とし、0~+20kPaの範囲内で
調整・管理することをお奨めします。』

とされています。

また、同じくブリジストンのクルマ用WEBサイトに
よれば、乗用車用タイヤのエア圧は当初のエア圧から
1ヶ月で5-10%低下する
というのがあります。

確かに、その程度は抜けるな~という納得感が
あると思います。
(窒素ガスを充填している場合は、通常のエアを
充填したいたときのイメージでいると、逆にビックリ
するくらいエア圧が低下しません)

個人的には、指定エア圧の5%くらい高めに調整
するようにしています。

クルマについては、窒素ガスを充填しているので、
指定空気圧に調整しています。

タイヤのエア圧管理 3つのポイント

1. 適正空気圧に設定

上で書いたように、基本はバイクメーカー指定の
エア圧に調整します。

エア圧が低下することを見込んで、5-10%程度
高めに設定するというのはアリです。

管理人は5%程度高めにしています。
このへんは、指定エア圧を基準に自分で確認
しながら自分の標準設定圧を決めておくと
良いですね。
(指定圧よりも高い側を基本として)

2. 定期的点検・補充

一般的に言われているように、最低でも1ヶ月に
一度は点検する習慣をつけると良いですね。

月初めの週末とか、一定の周期で習慣に
してしまうのが良いと思います。
(管理人の例です)

3. バルブ・キャップの点検

バルブやバルブコアは、ゴム部分が劣化する
のでエア漏れの原因となります。
タイヤ交換と同時に、バルブ同時交換が
鉄則です)

バイクの場合、エアの充填やエア圧測定時に、
多少バルブにチカラをかけてしまう場合が
あります。
(バイクによります)

エアの充填時やエア圧測定時に、バルブに
余分で過大なチカラがかからないように、
注意する必要があります。

エア圧低下が早いな~という場合に、
ゴム部に亀裂が無いか?
バルブコアが緩んでいないか?

というのを点検しましょう。

バルブコアの緩みは、「虫回し」と呼ばれる工具で
締め付け状態の確認、増し締めをします。
ホームセンターやバイク用品店、カー用品店などで
購入できます。

キャップを無くした場合は、新たにキャップを
購入するなりして、きちんとキャップを装着
しましょう。

タイヤのエアをどのように調整するの?

タイヤのエア圧調整は、
バイク販売店、バイク用品店、サービスステーション
(ガソリンスタンド)
自宅
などですることになります。

サービスステーションなどでエア圧調整

サービスステーションの場合、給油のついでに
「エア圧調整させて下さい」とお願いすれば、
無料で調整させてくれます。
お店によって、作業の要領が異なります。

お店によって、準備しているものが異なります。
・エアタンク(持ち運び可能)
・据え置き型

エアタンクの場合は、+マークのボタンを押せば
エアが充填され、-マークのボタンを押すと
空気が抜かれます。
(エア圧のメータが別体となっている場合、メータ近くに
レバーがついているので、それを握るとエアが充填
されます。
エア圧を下げるには、リリーフボタンを押します。)

プリセット型の場合は、メーターの針が指定空気圧に
なるようにメーター横のダイヤルで調整します。
ホースの先についているノズル先端をタイヤのバルブに
押し当てると、空気が注入されます。
空気が注入されている間に音が鳴っているので、
その音が鳴り止んだら、ノズルを外します。

どちらのタイプで調整するにせよ、エア圧調整後に
キャップをはめるのを忘れないようにしましょう!!

次に、自宅で調整する場合について紹介します。

自宅でエア圧調整

自宅でエア圧調整する場合に必要となるものを
確認しておきましょう。

必要なもの

ホームセンターやバイク用品店で購入できる
もので充分とも言えますが、やはり使い勝手の
良いものを選択することが必要です。

amazonで販売している商品を例にして、
選択時のポイントを紹介します。

★エアゲージ
エアゲージにも様々なものがありますが、
オススメとしては、
ホース付のもの
が使いやすいと思います。

なぜなら、ホースが付いていないタイプの場合、
メーターを読む時の姿勢に自由度が無くて
見にくいからです。

例えば、『エーモン エアゲージ(ホース付)6778』
のようなタイプのものが良いと思います。

口金部もストレートではなく、角度がついているがミソです。
(ストレートでは無い)

『MONSTER SPORT エアゲージ 白 汎用
993120-0000MW』
のような口金だと、クルマには良いのですが
(レビュー評価も高いですね)、
バイクには使いにくい、もしくは使えないという
可能性があります。

または、(サービスステーションなどでの
エア調整も考慮して)
『キタコ(KITACO) バイク用エアーバルブ
90°エクステンション 803-0500000』
のようなものを準備しておくというのも手ですね。

これなら、口金部がストレートのエアゲージだったり、
サービスステーションでエア圧調整をする場合にも
困らなくなると思います。

管理人は、昔々、カートや4輪でレースしていた
ということもあり、ブリジストンのエアゲージを
使用しています。

もう一つ、口金がストレートのものもあるのですが、
バイクでは使えないのです。

★空気入れ
自転車やバイク、クルマ、ボールなど、様々な用途に
使うには、アダプター付の空気入れが良いですね。

『BAL (大橋産業) 空気入れ 自動車・自転車用ポンプ
ポンピィ ブラック 1911』
のようなものが良いです。

ホームセンターでも同様のものが販売されていますが、
物によっては、クルマやバイクには使えませんと書いて
あるものもあります。
(アダプターは付いていて、実際に充填はできますが、
高いエア圧には対応していないということ)

BALのものは、「オートバイ」、「自動車」もきちんと
用途として書かれているので安心です。

楽にエア充填をしたいという場合には、コンプレッサーを
選択することになります。
『エアコンプレッサー GLiving 12V 車用空気入れ
コンパクト シガーソケット接続式』
のようなものがあります。

ただし、こういった商品は、たいがいクルマの
シガーソケット(12V)から電源を取るので、
12V電源を使える環境でないといけません。

どうしてもコンプレッサーが良いという場合には、
『2018年最新エアホース改良モデル コードレス式
電動エアコンプレッサー』
が良いかもしれませんね。

バッテリーとシガーソケット、ACアダプターという
電源の選択肢があるので、電源の問題は解決です。

セット内容に「エアホース」と記載されており、
柔軟性のあるものと判断できるので、エア充填時の
使い勝手も良いと想定できます。

エア圧点検/調整作業のポイント

エア圧の点検作業のポイントといっても
難しいことはありません。

ただ、不慣れな場合は、多少コツがあるという
ことを知っておくと良いかな~ということで
挙げてみました。

エアゲージのチャックを真っ直ぐバルブに当てる

エアゲージの先端をタイヤのバルブに押し当てて
エア圧を測定します。

最初に、バルブのキャップを外しておくことが必要です。
ネジになっているので、反時計回りに回して外します。

次にバルブへエアゲージのチャックを押し当てます。
この時に、
・チャックを真っ直ぐバルブに押し当てる
・力強く押し当てる必要もありませんが、弱過ぎず
ということに注意します。

初めて作業する、という場合には、
「プシュ~~~」
という恨めしい音がして、まともにエア圧を
測定できないと思います。

が、何度かやっていると、ちょっとしたコツが
つかめるので、心配ありません。

「プシュ~」とエアが漏れてしまう場合は、
チャックを真っ直ぐに押し当てているか、押し当てる
チカラが弱すぎないかに注意してみましょう。

真っ直ぐかどうかは、見た目で判断するしかないですね。
押し当てるチカラは、バルブとチャックが接触してから、
更に押し当てる段階で「プシュー」と音がするので、
そこから押し当てても動かなくなるくらいまで
押し当てます。

バルブとチャックが接触してから数mm動きます。

バイクが路面と接触する唯一の部品/場所がタイヤです。
タイヤがしっかりと機能するためにも、しっかりと
エア圧の点検/調整をして、ファンなモビリティライフを
おくりましょう。

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